災害時に電力や水の供給がとまったときに一番困るのが「トイレ」です。
水洗式トイレだと、排泄した後の処理物(大きい方)に困ってしまう事態になります。
私も阪神淡路大震災で被災した時は、避難先のどこのトイレも水が流れなかったので、貯めていた水を流すか、新聞紙にくるんだりしてからビニール袋に入れて捨てていました。
29年前の阪神淡路大震災で体験したこと、必要だと感じたこと
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当時は冬場だったので(1月)、外のゴミ捨て場に積み上げられた大量のゴミ袋の中身が腐敗するペースも遅く、病気が蔓延することもなかったのが幸いでしたね。
とはいえ、もしこれが春から初秋にかけての時期のことだったら、事態はエライことになるのは目に見えています。
気温や湿気の高さで排泄物の腐敗のペースが速まって、病原菌が蔓延するのはもちろん、まず何よりもその「匂い」がすごいことになるでしょう。
さらに便を流すための「水」も貴重なので、おのずとゴミ袋に入れる量も増えてくるという・・・
そんな災害時の悲惨な状況を回避するための良いグッズはないものか?と、ネットで色々と探して手に入れたのが「うんちが臭わない袋」です。
大便を入れても匂いが漏れないという気密性の良さ。
便が出るのは仕方がない。でもせめて「匂い」だけでも回避したい!
そんな商品のレビューをご覧いただきましょう。
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「BOS うんちが臭わない袋」の外観レビュー
パッケージからも分かるように、基本的にはペットの排泄物を処理するために作られています。
商品の概要はこちら。
・医療向け開発から生まれた防臭力
・うんちの後も匂いを気にせずにお散歩できる
・袋に入れて、結んでゴミ箱に捨てるだけ
・トイレに流さないから水が節約できる(一回あたり約13リットル)
匂いが漏れないのはもちろんのこと、節水できるというのは水不足になる非常時には助かりますね。
中身を取り出してみましょう。
袋が満載で見えます。
枚数は90枚とかなり多め。
箱を持った時の重さもけっこう感じますね。
出してみます。
厚さは0.0020㎜です。
質感がいかにも「匂いをシャットアウト」してくれそうな信頼感。
気密性はしっかりしてますね。
でも百聞は一見に如かずです。
実際に私の排泄物を・・・・ではなく(笑)、キッチンの生ごみを入れて匂いの程度を確かめてみることにしましょう。
「BOS うんちが臭わない袋」の使用感レビュー
試すのはこちら。
玉ねぎやら生姜の残りが入っているので、匂いは結構きつめです。
ゴミを取り出して防臭袋に入れ直すのが面倒なので、開封したままの状態で袋に入れます。
口を縛って、
ゴミ箱に入れましょう。
これで終了です。
匂いは、防臭袋に入れる前は結構あったのですが、防臭袋に入れてからは特にしません。
排泄物もこのレベルだと助かりますね。
まとめ
もともとはペット用の大便処理袋ですが、人間にも使えるので、災害時のトイレ後の処理に普通に使えそうです。
価格も1,000円ちょっとと安いのでお得。
Lサイズを購入しましたが、それ以下のサイズもあるので、用途に応じて購入すると良いと思います。
いざという時の水不足や衛生管理におすすめの一品です。
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