災害用の備蓄用トイレの紹介です。
地震などで家のトイレが使えなくなったとき、排尿物を固めてゴミとして捨てるというコンセプトで作られたのが「トイレ凝固剤」です。
「固めて捨てる」ことで「水で流す」必要がなくなるのが「凝固剤」の良いところ。
以前に同じ素材のものをレビューしたことがありますが、今回は袋とセットになったイデアルサービスというブランドの商品を紹介したいと思いますよ。
Check!!防災セットおすすめブランド【3選】
Check!!非常用の電源・バッテリー【10選】
*本サイトの記事内に広告が含まれる場合があります
【非常用トイレ】イデアルサービス「トイレ凝固剤」レビュー
自宅で備蓄している非常用トイレセットです。
ネットで購入しました。
ブランドはイデアルサービスという会社のもの。
他にどのようなものを販売しているのかは分かりませんが、非常用トイレを探している時に40回分の数量と価格がちょうど釣り合っていたので購入を決めました。
中身をみていきましょう!
真ん中の白い袋が「凝固剤」です。
尿を固める薬剤ですね。
10グラム入りで小分けにされています。
以前に購入した凝固剤は大袋だったので、自分で量を決めなければいけなかったのですが、小袋の場合はこれで一回分なので楽ですね。
これが40回分入っています。
もう一つが汚物袋です。
ここに尿をして凝固剤を入れて固める役目があります。
こちらも40回分ですね。
凝固剤と汚物袋がそれぞれ40回分ということ。
使い方も示されています。
①汚物袋を便器と便座の間に挟んでください
②便座をかぶせてしっかりと固定してください
③ご使用後、均等に凝固剤を振りかけてください
④汚物袋を取り出して口をしっかり結び、捨ててください
これで終了。
あとはその袋をベランダや戸外のゴミ捨て場に置いておくと良いですね!
ちなみに凝固剤を使うとどうなるかは、以下の記事で写真付きで紹介していますので、よければご覧くださいね。
おしっこを固める高吸水性樹脂レビュー【災害時のトイレ用】
続きを見る
なぜ災害時にトイレの「水を流す」ことがいけないのか?
記事を終わる前に、一つだけ確認させて頂きます。
「大きな災害時にトイレを流さないように」という意味についてです。
というのも地震の場合、揺れによる停電や下水管の破損などが考えらるからです。
たとえば集合住宅だとトイレの水をポンプで上げていることがありますし、この場合に電気を使うこともあります。
そうなると電気が通じていないと上層階に水を上げられませんよね。
揺れで下水管が割れたり破裂したりしていると、そこに無理やり流すと漏れたりします。
もしきちんと流れずに途中で大便が残っていたりすると、ガスがたまって爆発する危険もあります。
ゆえに「浴槽の水」「溜め込んだ水」を流すのも良くないということ。
震災で痛感した水とトイレの大切さと困ったことの体験談
続きを見る
台風などの水害の場合は、下水からの逆流がありえるので、こちらもトイレの使用はリスクを伴います。
ゴミ袋で浸水・逆流を防ぐ!簡易水のうの作り方
続きを見る
というわけで、大きな災害の後はできればトイレは使わない方が安全ということなんですよ。
そこで役立つのが、今回紹介した「トイレ凝固剤」ということ。
流すことなく固めることでゴミとして処理できるのが良いですよね。
ちなみに大便の場合は固形物なので、凝固剤は使う必要はありません。
汚い話ですが、下痢便などでは使えるかも。。。
ちなみに大便は匂いを封じ込めるペット用のゴミ袋を使うと良いですので、ぜひそちらを使ってみてくださいね。
ということで、今回は私の自宅で使っている非常用トイレのセットを紹介させてもらいました!
非常用トイレおすすめ3選とトイレの作り方
続きを見る