キッチン用防災グッズの購入と、それを使った料理レビューの紹介です。
災害時の料理といえば、これまでこのブログでも何度も紹介してきた「パッククッキング」があります。
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ポリ袋に具材を入れて、カセットコンロで沸騰させたお湯でボイルして作る簡単非常食。
手軽な材料で作れる上に、水を無駄にすることなく複数回使えて、使い終わったお湯も再利用できるので非常に便利な防災の知恵ですね。
そんな防災クッキングの要となる食品用ポリ袋についてまずはレビューしていきましょう。
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食品用ポリ袋(高密度ポリエチレン製の袋)の紹介
Amazonで購入しました。
価格は320円。
日本製で80枚も入っているコスパ最強な防災用クッキング袋です。
普通のビニール袋に比べて少し厚めになっていますかね。
この袋であれば、湯煎をしても破れたり、よれたりすることがないので安心です。
実は今までこのブログで紹介してきたパッククッキングでは、普通のポリ袋を使っていたんです。
ある時に読者さんから「パッククッキングは高密度ポリエチレン袋を使っているのでは?」と指摘を受けて「ああ、そうか!」と。
確かに言われてみれば、それまで使っていた普通のビニール袋だと湯煎した時に妙に「よれたり」「中から食材の液が出てくるような感じ」があったのですが、基本的になんでも大まかにしてしまう私のことなので、「まあいいか」とそのまま普通のビニール袋でレビューを続けていたのです。
しかしその指摘で「はっ!」と我に返りまして、参考にしていた本をよく読んでみると確かに「高密度ポリエチレン製の袋」とレシピにも書いてあったので、そこは完全に見過ごしておりました^^;
ブログではまとめて撮影をして順番に記事に挙げていくスタイルを取っていたこともあり、それまで上げてきた記事を書き直すことも無理なので、今までのパッククッキングのレビュー記事は全部普通のビニール袋で行ってしまっています。
ということで、今回こそは!!
この新たに購入した食品用ポリ袋でパッククッキングに再チャレンジしてみようということですよ。
ちなみにこの食品用ポリ袋の品質はこちらになっています。
・ポリエチレン製なので燃やしても、塩化水素等の有害なガスは発生しません。
・本品は、食品衛生法に基づいて定められた「食品、添加物等の規格基準」に適合しております。
・オーブンや直火、電子レンジ等には使用できません。
・原料樹脂:ポリエチレン
・耐冷温度:-30度
Amazon「食品用ポリ袋:ワタナベ工業」より
ではいよいよ、この袋を使って改めてパッククッキングに挑戦してみましょう!
パッククッキング「パンがゆ」実践レビュー
あんパンを使った防災用メニューです。
参考にしたのはこちらの雑誌。
材料はこちらです。
・あんパン1個
・水:100ml
・カセットコンロ
・高密度ポリエチレン袋
実にシンプルです。
何せ食材が「あんぱん」と「水」だけですから。
カセットコンロに関しては、実践する場が自宅なのでガスコンロで代用することにしています。
では実際に作っていきましょう。
①あんパンを適当にちぎってポリ袋に入れる
②水を加えて軽くもみ混ぜる
③ポリ袋の空気を抜きながら、一番上で固く結ぶ
④水を沸騰させた鍋を弱火にして、ポリ袋を入れ、15分茹でる
⑤鍋から取り出して器に入れ、結び目を切る
これで完成です。
今までのパッククッキングに比べて段違いに簡単です。
しかも熱々に茹で上がった「パンがゆ」は湯気が出ていて、それがまたほんわかした甘い香りで美味しそうなんですよ。
ちぎられた「あんパン」がトロリと柔らかくなって、まるで本当におかゆのようで、香りだけでも涎が出てきます^^
実際に食べてみると、口当たりがすごくソフトで、もちっとしていて、香り以上に美味しいこと!
スーパーで80円くらいで売られている安いあんパンなんですが、普段は食べても甘さがキツくてあまり好きでなかったんです。
しかしこの「パンがゆ」にしてみたら味が随分変わっていて、水分を加えているから甘さも薄まっていますし、ボイルすることで生地のモチモチ感がすごく強まるので、はっきりいって「大変身」です。
原料の酒精の温かくほんわかした香りと、ソフトでモチモチしている心地よさ抜群の食感、そしてうっすら甘さの効いた優しい美味しさは、災害時のストレスや緊張感をほんわかと解いてくれると思いますよ^^
まとめ
パッククッキングレビューで初めて高密度ポリエチレン袋を使用した調理の回。
しかも今まででの中でも最強レベルの「癒し」「美味しさ」を兼ね備えたクッキングということで、これは正直かなりおすすめですね。
何より材料も調理法も超がつくくらい簡単で、これだけ美味しいものができあがるのですから、災害時だけでなく普段のおやつでも食べたいくらいです。
参考にした雑誌では「(あんパンは)支援物資として配られることが多いので、ぜひ活用してほしい」と書いてあり、確かに自分の阪神淡路大震災の経験を思い出しても頷けるので、ぜひ多くの被災地の非常食で使ってほしい調理といえます。
【災害体験】20年前の阪神淡路大震災で体験したこと、感じた事
使い終わった後のお湯で他の湯煎をしても良し、食器洗いや生活用水として使っても良し。
全ての材料が無駄にならないパッククッキングは最強の簡単調理法ですね。
食品用ポリ袋とカセットコンロ、水、食材を揃えて、いざという時の非常食を準備しておきましょう!
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