災害時に用意しておくと便利な「装備・移動」アイテムです。
衝撃や危険物から体を守ってくれる装備品、運搬に役立つデバイス、活動時に身につけることで動きをスムーズにするウェア(衣料品)など、防災に使えるものを【13種類】まとめています。
いざというときに「体を守ってくれる」ツールとして参考にしてください。
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地震用
ヘルメット
そのための第一の必須アイテムは「ヘルメット」。
作業時でも災害時でも、まずはこのツールを持ち出して被ることが必須です。
災害時はとくに何が落ちてくるか分からないので、必ず被るようにしましょう。
通常のヘルメットでもかまいませんし、
キャップタイプでもOKです。
段ボールタイプは見た目はカッコ悪いですが、伸縮性や弾力性に優れているので、防災用はもちろん、枕代わりにもなりますよ。
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靴・インソール
続けて「靴」です。
通常の靴だと、災害後の倒壊物の釘などの障害物を踏み抜いてしまう危険があります。
靴の生地が柔らかいと、道路に散乱しているコンクリート片や木造の柱の破片で穴が開いてしまうリスクもあります。
そんなときは防災用や作業用のシューズが足をしっかり守ってくれます。
足元を守る防災用シューズと踏み抜き防止インソールを紹介
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通常の靴でも踏み抜き防止用のインソールを敷いておくと、同じ効果を得られますよ。
防災頭巾
お子さんの場合は、ヘルメットのサイズや強度が合わないことがあります。
その場合は無理をせず、防災頭巾で代用しましょう。
火災や衝撃にも強いので、柔らかい児童の頭部をしっかり守ってくれるはずですよ。
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水害用
レインウェア・ブーツ
激しい風雨の中を歩かざるを得ない時の防水ジャケットです。
野外活動に向いたアウトドアブランドのものがおすすめになります。
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雨の中を歩くためのレインブーツも見逃せません。
アウトドアブランドやブーツブランドのものだと機能性も耐久性も高く、豪雨の中でも雨から足をしっかり守ってくれます。
有名ブランドだとデザインも良いものが多いので、通常の雨の日にはファッションの一つとして履くのもおすすめですよ。
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傘
暴風雨にも折れにくい傘になります。
骨組みの材質や設計によって、ある程度の雨風でも耐えるように作られています。
出先で急な雨や暴風雨が発生した時に、サッとかばんから取り出して全身を守ってくれる守護神ですよ。
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ウォーターシューズ
最後に水場の活動や水害時で役に立つ「ウォーターシューズ」を紹介します。
防水機能がついたシューズを履いておくと、水で靴が重くなることがなく、身軽に移動できます。
また水害時では汚れた水に素肌をさらすことで「衛生面」でリスクが出てきますので、可能であれば釣り用のウェーダ―を用意しておくと便利かもしれませんね。
水場の移動に役立つウォーターシューズとウェーダー紹介
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ライフジャケット
水場の活動や水害時に用意しておくと安全なのが、ライフジャケットになります(国土交通省の認定品をおすすめします)
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火災用
避難はしご
火災がまわった部屋や建物から脱出するためのアイテムです。
一般販売しているものになるため、消防署が使うような高さのある部屋や建物向きではないですが、3階くらいまでの低層階であれば対応可能にあります。
使用時の安全性を考えて、国家検定に合格しものや、それに準じたものを購入されることをおすすめします。
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防火エプロン・カバー
調理の際の着火を防ぐための防火エプロン・アームカバーです。
自宅やキャンプで火を扱う際に、誤って衣服に着火してしまうのを防いでくれます。
火災を起こしやすい、高齢者の一人暮らしに揃えておくと安心ですよ。
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避難・作業用
リュック・ポーチ
身につける装備品で便利なのが「リュック・ポーチ」です。
被災時の避難や移動で、できるだけ多くのものを持ち運びたいと思うものです。
車が使えない被災時は頼りになるのが徒歩になるので、持ち運ぶための装備が必要になりますね。
そんなときはアウトドアのリュックが役に立ちます。
防災・アウトドア用リュックおすすめ
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リュックサックは両手が空くので非常に便利ですよね。
同じく「両手が空く」ウェストポーチも小物や貴重品を入れられるので、こちらもあると助かりますね。
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リュックで運びきれない荷物を運ぶためのワゴンがあると、車がないときの移動だったり、車までの距離を少しでも楽に歩くことができますよ。
リュックで荷物をできるだけ軽く担ぐためのポイントもまとめています。
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テント
快適なプライベート・就寝空間を保ってくれる居住アイテムです。
野外環境に強いアウトドアのものを揃えて置けば、キャンプはもちろん災害時の避難にも役立ちます。
慣れていない人でも簡単に設営できる「ワンタッチ式」がおすすめですよ(ポップアップテント)
防災・アウトドア用テントおすすめ【6選】
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サバイバルシートは野外や車内での体温キープに役立つ簡易毛布です。
軽量で持ち運びやすいので防災バッグや、鞄の中、車に置いておきましょう。
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東京オリンピックで有名になった「段ボールベッド」は耐久性が高く、持ち運びしやすいのが魅力です。
避難所にもっていくのも良いアイデアで、安定したベッドの上でぐっすり安眠できると思いますよ。
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手袋
手袋は切ったり擦ったりする衝撃に強いものを身につけるべきです。
耐切創グローブと呼ばれるものが、それに対応しますね。
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靴下
足を汚れから守ってくれる衣服です。
汚れだけでなく、疲労からも守ってくれる頑丈なタイプもあり、こちらも緊急時やアウトドアにおすすめです(自衛隊で使用しているモデル)
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軍足は網目状の繊維が素足を落下物や靴に入り込んだ木片、ガラス片から守ってくれます。
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指ごとに分かれているので、健康にも良いですね。
繊維も粗目なので「蒸れにくい」かと思います。
蒸れは足の疲れや怪我につながりやすいので、ベビーパウダーを振りかけておくと良いと思います。
ジョンソン・ベビーパウダーで足の裏を清潔に保つ方法
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被災時やアウトドア、仕事・運動に強い靴下を以下にまとめていますので、こちらも参考にしてください。
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使い捨て下着
被災地で避難生活に入った際、水不足が想定されることが多くなります。
水が不足すると飲料だけでなく、洗濯などの用水にも困るようになります。
そうなると、身につけている衣服で「下着」の衛生が維持できなくなるという事態が発生します。
そうなった時を予想して「使い捨ての下着」を備蓄しておくことをおすすめします。
1週間程度の備蓄があれば、水不足による洗濯不可な状態が改善されるでしょう。
下着が汚れると皮膚や健康への悪影響も出てきますので、ぜひ使い捨ての下着で毎日を清潔に過ごすようにしましょう。
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スリッパ
次は室内用のスリッパです。
無防備な家の中で災害に遭遇した時が一番、足をケガしやすいです。
とくに就寝時の震災は寝起きの状態で対応しなければいけないため、気が動転していたり、まだ眠気があったりで、素足のままで室内を歩いてしまう危険もありえます。
震災後の室内は食器棚や家具の倒壊で、様々なものが床に散らばっている可能性があるので、安全のためにスリッパを枕元に置いておくことをおすすめします。
通常のスリッパでも良いのですが、防災用のタイプだと、より安全の確保が容易になりますよ。
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防寒ウェア
災害時やアウトドアで身につけておくと、外気や障害物から身を守ってくれる衣服になります。
防災でも兼用できる「アウトドア」系のものを揃ておくとまず大丈夫です。
上着は夏場でも長袖がおすすめです。
インナーも動きやすく、強度のあるタイプがおすすめ。
ズボンもアウトドアやワークタイプが安全ですね。
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まとめ
災害時やアウトドアでは普段の生活と違って、身の危険につながるものが多くあります。
病院やそれに準じる施設が近くになかったり、機能していない環境では、少しのケガが命とりになります。
そのために少しでも身の安全を守るためのアイテムを普段から揃えておき、いざという時のために備えておくことが大事です。
ご自身や大切な周りの人を守るためにも、ぜひ色々な状況を想定して「装備品」「移動・運搬アイテム」「衣料品」の備蓄を検討してみてくださいね。
今回の情報が皆さんのお役に立てれば幸いです。