災害時やアウトドアでおすすめしたい「防災・キャンプ料理」を紹介します。
簡単に作れて美味しく食べられる「防災・キャンプ料理」は、野外でも室内でも時間も手間がかからないので便利。
防災目的で作られたものもありますが、アウトドアでも全然普通に使えますし、逆にアウトドアで発展した料理も防災に転用可能です。
どちらもキャンプや室内で試したことがありましたが、調理に時間をかけずに済むので楽ちんでしたよ。
では今回はそんなおすすめの「防災・キャンプ料理」をどうぞ!
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防災・キャンプ料理おすすめ4選
パック・クッキング
防災用に考えられた調理法です。
作り方はいたってシンプルです。
【用意するもの】
・調理用ポリ袋
・食材
・ガスコンロ
【作り方】
⇒ポリ袋に食材を入れて振る
⇒取り出してそのまま食べる
または
⇒袋のまま煮沸してから、取り出して食べる
の流れです。
このブログでも、野菜ジュース蒸しパン、チキンライス、親子丼、パンがゆ、ホットケーキ、ココアケーキ、蒸しケーキなど、本格的な料理からスイーツまで色々試して紹介しましたね。
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室内でも簡単に作れますし、キャンプの朝食にササッと作れて便利ですよ。
ただ夜のメインディッシュにはちょっと味気ないので、朝や昼、おやつタイムで試してみてくださいね。
簡単パスタ
キャンプ料理の一つです。
この調理法は昔よく読んでいた椎名誠さんの「探検隊」シリーズで書かれていたものです。
自宅で試して「これはいける!」と感動し、キャンプでも何度も作ったクッキングになります。
材料も調理法もいたってシンプルながら、味のほうは想像以上の出来栄えでした。
では以下に紹介しますね。
【用意するもの】
・乾燥スパゲティ
・水
・ガスコンロ
・かつおぶし
・しょうゆ
・マヨネーズ
【作り方】
①スパゲティをゆでる
②茹で上がったスパゲティにしょうゆとかつおぶしとマヨネーズをかける
③混ぜて食べる
どうです?
シンプルでしょう?
でもですね・・・これがめちゃくちゃ美味しいんですよ!
出来立てのパスタの「もっちり」感、しょうゆの香ばしさ、かつおぶしのコクのある風味、マヨネーズのマイルドさ・・・
これらが口の中で絶妙にブレンドして「うんまーっ!」になるんですよね~
本で読んだ時は「こんな簡単な料理がそんなに美味しいのかな?」と疑問に思ってましたが、実際に食べると本当に納得。
さすがは歴戦のアウトドア作家さんが編み出した料理法ですね。
もちろん使うタイミングは「キャンプ」が基本ですが、普通に防災でも使えるので災害時の料理にももってこいです。
しょうゆは開栓しなければ野外でも持っていけますし、開栓後も直射日光に当てなければ、多少の保存は効きます。
マヨネーズも同様です。
パスタは保存が効くので非常食用に使えるので、キャンプでも防災食でもどちらも使えるクッキングとしておすすめしますよ。
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ホットケーキ棒
キャンプでよく食べる「スイーツ」です。
もともとは子供の頃に父親と一緒に行ったキャンプで初めて知ったスイーツです。
海岸沿いに寝泊まりしたテントのそばで、前の晩の焚火を再利用して作って食べた「ホットケーキ棒」の美味しかったこと。
もう30年以上たちますが、今でも初めてこれを食べた時の情景を思い出すことができますよ。
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大人になっていったキャンプでも何度もこれを作って皆に喜んでもらっていましたね~
ではそんなホットケーキ棒の材料と作り方を紹介しましょう。
ちなみにケーキ棒の写真が用意できなかったので、代わりに私が描いたヘタウマのイラストでご容赦くださいませ。
【材料】
・ホットケーキの素
・水またはミルク/卵
・ボウルもしくは鍋
・割りばし
・木炭もしくは薪
・燃料(マッチ、ライター、着火剤など)
*バーベキュー用のコンロを持っている場合はそれで焼いても良いです
【作り方】
①ボウルか鍋でホットケーキミックスの粉と水またはミルク・卵を混ぜる
*卵、ミルクは無くても良い
②固まりやすくするために、粉を多めにして混ぜる
②混ぜ終わったホットケーキの素を割りばしに巻く
③焚火の周りに置いて焼く(バーベキューコンロでも可)
④焼きあがると完成
ポイントは「水分を少なめにすること」ですね。
割りばしに巻いていかないといけないので、サラサラだと流れてしまいますからね。
出来上がりのホットケーキ棒は甘い香りがふんわりしてきて、ものすごく美味しい匂いをあたりに広げるんですよ?
味わいも甘さとほんのりしたサワーな風味があって、ちょっとした菓子パンのような美味しさをキャンプ地で味わうことができるんですよね~
これとまたコーヒーが合うんですよ!
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アウトドアで作る場合は以上の方法で出来ますし、防災目的だと電気が通っているときは「オーブントースター」で焼いてもOKです。
でもできれば焚火かバーべキューコンロで試してほしいですね。
あの甘い香りが広がっていく瞬間が最高に至福のひとときですから!
冷凍食品
冷凍食品をアウトドア料理に使う方法です。
「自然解凍ができる」タイプだと、調理の手間をかけずにそのまま食べることができます。
でもアウトドアの楽しみの一つは「食事」なので、出来合いの料理をそのまま食べるのは面白くないことかもしれませんよね。
その場合はアウトドアクッキングのサブ食材だったり、素材のみの冷凍食品を材料にしてアウトドアクッキングに使ったり、アウトドアアクティビティに忙しくて料理をする時間がない場合の「間に合わせの料理」など、様々な方法が選べます。
また冷凍食品そのものに「保冷効果」があるので、移動時間が3時間以内であれば(解凍時間がそれくらい)、他の食材やドリンクの「保冷剤」として持っていくのもありですね。
以下に詳しい利用法をまとめていますので、こちらもご覧になってください。
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防災・キャンプ料理まとめ
簡単な食材と調理法でクッキングすること。
道具も電気も限られている災害時やアウトドア生活の「料理の鉄則」です。
そしてこういう限られた環境で作った料理ほど「美味しい」んですよね。
とくに外で食べる料理だったり、皆で一緒に料理を囲んで食べるひとときは、単なる料理以上の「幸福感」を与えてくれるもの。
できれば遭遇したくない災害と、楽しむためのキャンプでは動機も目的も違いますが、どちらも「憩いのひと時」という意味では「食事の時間」は大切にしたいですよね。
今回の情報がお役に立てれば幸いです。
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