地震や台風、津波など災害で助かったあと「ホッ」と一息つきたい時に役立つのが「コーヒー」です。
一杯のコーヒーが不安だったり荒れた心を落ち着けてくれる力はすごいんですよ。
もちろんコーヒー以外でも気持ちを落ち着けられる飲み物はあります(緑茶、紅茶など)
ただ今回に限っては、コーヒーだけを取り上げさせてください。。
なぜなら私自身がコーヒーの一杯に助けられたからです。
阪神淡路大震災で被災した後、ご近所の人と輪になって飲んだコーヒーの味わいと、あのときの「ホッ」とする感覚はいまだに忘れられません。
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そして何よりも「コーヒーが好き」なんですね。
なので今回の記事は「コーヒーが好き」な人向けになりますので、どうかご了承くださいね。
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インスタントコーヒーが災害時に役立つ理由
なぜインスタントコーヒーかというと、単純に「作るのが楽」だからです。
コーヒー豆や挽いたコーヒー粉だと、豆を粉にするマシンや、コーヒーの粉を濾過するフィルターが必要になります。
災害で家財道具がめちゃくちゃになったり、キッチンが使い物にならない状態で、マシンやフィルターを使う余裕はなかなか見いだせないですよね。
だけどインスタントコーヒーだと、お湯に入れるだけでコーヒーができあがるので非常に楽なんです。
コーヒーを作るための道具もいりませんし、お湯さえあれば場所はどこでも問いませんから。
そして何よりも「携帯」が楽。
瓶ごとならリュックに収納できますし、ジップロックに小分けにしていれば、ポケットに入れて持ち運べます。
防災だけではなくて、キャンプやアウトドア活動でも役立つんですよね。
インスタントコーヒーの長期保存の方法
次はそんなインスタントコーヒーの保存方法になります。
インスタントコーヒーは開封していない状態だと「2年~3年」はもつと言われていますね。
なので買った状態のままだと、とくに何もすることなく放置していると良いです。
ただしコーヒーの敵は「湿気」「高温」なので、心配であれば乾燥材を入れたビニール袋などに開封していない瓶やパックごと保管しておくと良いでしょう。
では開封してあるインスタントコーヒーを防災用に活用する場合はどうなるでしょう?
方法は2つあります。
・密封容器に入れ替える
・小分けにする
密封容器は真空状態にすることで、空気に触れないようにする働きがあります。
コンテナタイプや瓶タイプなど様々ありますが、収納する際に面積を取らない「瓶タイプ」がおすすめかと思います。
小分けにする場合は、ミニサイズのジップロックに分けて入れ、そこに乾燥剤を入れておくと湿気を防げるでしょう。
コーヒーを移し替えるときや、保管したあとで実際に飲むときに便利なのが、乾燥剤の役割を果たすスプーンです。
スプーン自体が乾燥剤になっているので、これをジップロックや瓶に入れておくだけで湿気を防げるという優れものですよ。
湿気と同じように「高温」に当たらないようにする保管法ですが、これは普通に物陰に置いたり、棚やリュックに入れておくだけで十分だと思いますね。
おすすめのインスタントコーヒー
どんなインスタントコーヒーが災害時の一息タイムでおすすめかというと、それはズバリ、
自分が飲み慣れたもの
ですね。
普段飲んでいるということは口に合っているということでしょうし、またそれを飲むことで日常を思い出せるという意味でも、普段飲みで慣れ親しんだものを用意しておくと良いと思います。
それでもある程度は「これは美味しい」というブランドはあると思うので、普段私が飲んでいて「これはおすすめ」というものを以下に紹介しておきますね。
ネスカフェ「ゴールドブレンド」
定番のインスタントコーヒーです。
香りよし、エグミなし、後味も良しのゴールドな出来栄えの一品ですね。
とにかく後味が良いんですよね。
それでいて「癖がなくてあっさり」してます。
好きな人もいるのであえて銘柄は言いませんが、パウダー状のインスタントコーヒーのブランドは個人的にはあまり好きではないです。
ちょっとエグミがあるんですよね。それに結構酸化しやすい。
なので一般的なお店で変えるインスタントコーヒーの中で最強なのは「ゴールドブレンド」で決まりです。
マウントハーゲン
ドイツのノンカフェインコーヒーです。
有機タイプで原料にもこだわりがあります。
ネットで購入したのですが、これがかなり美味しい。
なにせマイルドなんですよ。
カフェインが入っていないというのも関係あるのかもしれませんが、飲んだ時のコーヒー特有の「苦み」が少なくて飲みやすいんです。
マウントハーゲンにはノンカフェインとノーマルタイプがありますが、どちらも飲みましたが、やはり緑色のノンカフェインタイプが美味しかったですね。
ミルクを入れるとさらにマイルドさが増すので、これもぜひ試してほしい逸材ですね。
被災時にミルクがない時のための代用法
コーヒーといえばブラックで飲むのが私の流儀ですが、もちろんミルクや砂糖を入れてマイルドにするのも嫌いではありません。
とくにミルクはコーヒーを飲む時の分岐点になる存在で、コーヒーが苦手な人でもミルクを入れると飲めるというケースもあるくらいに「ミルク」の存在は偉大です。
でもミルクは保管が難しいんです。
要チルド商品の筆頭なので、停電しているときは冷蔵庫で保管することができませんし、賞味期限も早いので急いで飲み切らないといけないのも長期戦の災害生活にはネックになります(できるだけ食材の使用を長くもたせたいので)
そこで活躍するのが「パウダーミルク」。
粉状に加工してあるので腐敗することがない優れものです。
インスタントコーヒーと同じで「湿気」「高温」に弱い面がありますが、同じように密封容器やジップロックwith乾燥剤で対応すれば問題ありません。
ほかにも常温で保管できる「液体ミルク」(赤ちゃん用)も良いですね。
ただ液体ミルクは一度開封すると、飲み切ってしまわないといけないので、長期保存で使うならパウダーミルクがおすすめです。
コーヒーは最高の癒しドリンクです
コーヒーには人の心を鎮めてくれる力があります。
防災以外にもアウトドア活動の一息タイムにももってこいな「万能の癒しドリンク」。
いざという時の「ホッ」とする時間のために、ぜひ保管に気を付けて長く持たせてくださいね。