久しぶりによくまとまった防災本を発見しました。
少し大きめのガイド本で、すごく見やすいんです。
まずイラストが多くて目を疲れさせません。
字の大きさはほどほどに小さめですが、図表やイラストをほどよく交えているので、情報量の多さに圧倒されないのがすごい。
この手の本は「情報量」と「見やすさ」のどちらかに偏っていて、情報量が多いと「見にくい」ですし、逆に「見やすい」と情報量がいまいちであることが多いんです。
ところがこの本はそれがないのですよね。
防災に必要な必要十分な量の情報をきちんと収録していますし、適度なイラストと図表が適切な場所に配置されていて、読んでいても目も気持ちも疲れさせませんし。
一にも二にも「読者フレンドリー」な作り込みをしているのが一番の特徴ですね。
そんな本書についての魅力を紹介していきますね。
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文字とイラストの配置の読みやすさとバランスが抜群!
見開きに
・非常用持ち出し用品の確認表
・連絡先/避難先リスト
・緊急時の連絡法
の「まとめ」ページが折りたたまれています。
これがいきなり親切で、「防災」の最低限の情報が掲載されているんですよ。
序盤には「防災の心得」として自分でチェックしてページに書き込めるようになっていますし。
全体の流れは
・防災の基本
・災害別の基本情報
・日常の備え
・災害時のシュミレーション
・避難生活の情報
・防災テクニック
・応急処置・対処法
・健康
・被災後の生活情報
の9つに分かれていて、さらにそこから災害別、シチュエーション別、テクニック別の細部に分かれていきます。
「細部に分かれる」と聞いて「えっ?なんだか細かくてややこしそうだな」と思うかもしれませんが、いえいえ、そんなことは全然ありません。
各章の「大⇒中⇒小」の情報の別れ方がすごく自然で、引っ掛かりないままに読み進められるんです。
そこにイラストや図表をうまい具合に入れ込むので、ものすごくスムーズにページをめくる手が進むんですよ。
読んでいて「これは読み手への配慮が感じられるなあ」と思うのが、やっぱり「イラスト、図表、そこに挟まれる情報の程よさ」ですね。
大判だけど軽いから携帯しやすい
次に感心したのが「本の軽さ」です。
これは書籍版に限るのですが(kindle版もあり)、一見なかなか大きめのサイズなのに、もってみると意外に重さを感じないんですよ。
サイズでいうと、以前に買った「江戸の災害」(講談社現代新書)の1,5倍というところ。
ページ数も367ページとけっこう太めです。
でも全然重みがないんですよね。
紙質が違うのでしょうか?
本が重いとかばんに入れて移動するのがしんどいですし、何よりも嵩張ります。
しかもこの本は防災本なので、そのまま防災バッグに入れていざという時にチェックしていくのにも向いてますね!
まとめ
まとめてみます。
・読みやすい
・情報量が多い
・重くない(書籍版に限る)
この3つが最大の特徴ですね。
とにかく内容が充実していて、今まで色んな防災本を見てきましたが、この本はその中でも断トツにおすすめできますよ。
あらゆるカテゴリの防災知識が身につく上に、パンデミックの対処法まで教えてくれるので健康管理もバッチリ。
見出しにもイラストにも工夫がされていて、欲しい情報までササッとたどり着けますから!
ぜひとも皆さんの防災セットの中に加えてもらうことを願ってますよ。