自動首振りタイプとノーマルタイプの2種類のレビューになります。
首を振らないノーマルタイプは8年前から使用しています。
今回新たに「首を振る」タイプを購入したので、改めてこの2つの商品の使用感と感想を紹介していきたいと思います。
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サーキュレーターと扇風機の違いについて
サーキュレーターとは英語で「circulate」(循環する・回す)の意味があります。
ここでの循環はもちろん「風」。
なのでサーキュレーターは「風を循環させるデバイス」ということになりますね。
そんなサーキュレーターは同じ風を送る「扇風機」とどう違うのか?という疑問をもつ人は多いと思います。
かくいう私もそうでした。
私の場合はサーキュレーターが出始めた7年前に、見た目の斬新さとサイズ感の手頃さに目を奪われて買ったために、扇風機との違いなどにはまったく意識をせずに今に至ったという経緯があります笑
なので、改めて自分自身の知見を広げる意味も込めて、両者の違いをメーカーの解説とともに皆様に紹介したいと思います。(パナソニック公式サイト「扇風機とサーキュレーターの違いとは?電気代は変わる?」からの引用になります)
目的と特徴
【扇風機】
・扇風機の目的は暑いときに「涼をとる」こと
・「広い範囲」に風を送れるように大型のファンが備わっているため、風が届く距離はそこまで遠くない
・静音性に優れている
【サーキュレーター】
・サーキュレーターの目的は「空気を循環させる」こと
・扇風機よりも小さめのファンを使用しているものが多く、「直線的」に風を送る性能に優れている。
・音が大きいタイプが多い
使い方の違い
【扇風機】
・静音性が高いため、夜も快適に眠りたいという場合には扇風機が向いている
・複数の人がいる部屋で使用するときでも、扇風機なら広範囲に風を送ることができる
【サーキュレーター】
・エアコンを使用するケースで、節約も考えているのならサーキュレーターが適している
*サーキュレーターは直線的な強い風を起こして空気を循環させ、部屋全体の温度を均一にすることが可能。冷たい空気は下に溜まり、逆に暖かい空気は上に停滞しがちで、サーキュレーターでかき混ぜることで、部屋の温度差を減らすことができる。冷房だと今までよりも高い温度で使用できるようになり、暖房なら逆に低い温度で利用できるようになる。
電気代の比較
【扇風機】
・最大運転時における消費電力が21W程度のものが多いため、1時間あたりの電気代は約0.5円になる。
【サーキュレーター】
・最大消費電力は21W程度のため、1時間あたりの電気代は約0.5円になる。
⇒ほぼ同じ
エアコンとの併用時の電気代
・エアコンと併用したときには、単体で使用したときよりも、電気代が1日あたり10円ほど安くなったというデータがある
・環境庁は冷房の設定温度は28度、冬の暖房温度は20度を推奨している
・夏はサーキュレーターを使用することで体感温度を下げられる
・エアコンの冷房時の設定温度を1度高くすることで、約13%(約70W)の消費電力を削減することができる
・電気料金に換算すると、70Wを8時間消費した場合15.12円となり、1か月(30日)で約453円の節約となります。
ということです。
これを読むとエアコンとの併用と電気代の節約を考えれば「サーキュレーター」がおすすめということになりますかね。
長くなりましたが、ではそろそろ商品のレビューを紹介していきましょう!
サーキュレーターの使用感レビュー
アイリスオーヤマのサーキュレーターになります。
2種類あるので、それぞれの見た目と使い方、価格、使用感の感想を述べていきます。
首を振らないタイプ
8年前に購入したサーキュレーターです。
今でも現役でブンブン部屋を涼しくしてくれています。
サイズ感も手ごろで、部屋を移して使うときなど、持ち運びに便利なんですよね。
スイッチは切・静音・中・強の4つ。
普段は中で使っています。
前面カバーのすき間が大きい扇風機に比べて、カバーが波形になっていて、すきまも細いので、誤って指を入れる心配もないです。
音の大きさは気になりませんね。
強にしたときはちょっとうるさい感じがしますが、それは扇風機も同じかなと思います。
分解しやすいのも良いところ。
背面のひっかけボタンを軽く押すと、簡単に前のカバーが外れます。
ファンはさすがに取ることはできませんが、これだけでも掃除には十分なスペースがありますよ。
不満なのはなんといっても「首を振らない」こと。
上下に動かすことはできますが、あくまで手動ですからね。
自分の周りだけでなく、部屋全体の空気を循環させたいときは、ちょっと不便かなと思いますね。
とはいえ、2,000円ほどの価格で8年間一度も壊れずに使えてきたので、コスパはすごく良いと感じていますよ。
首振りタイプ
前回のものは部屋全体の空気を循環させるのは不十分だったので、新しく「首を振るタイプ」を購入しました。
取っ手がついてない、丸っこいマカロンタイプなので、持ち運びはちょっと不便。
カバーのすき間のなさは、より進化している感じがします。
スイッチは弱・中・強・切の4つです。
右側にスイッチをひねれば「首を振る」に、左側だと「首を振らない」を選択できます。
左右に稼働する部分はここですね。
起動してみましょう。
いい感じで風が巡ってきます。
一応、全部の風力を試してみましたが、今までのタイプとそこまで違わないですね。
唯一違っていたのは「分解の方法」。
これがですね・・・
けっこう面倒なんです。
上の写真でも分かるように、裏面カバーの差込口の奥の方にネジがあるんですね。
それをドライバーで回してカバーを取るという形になるのですが、
これが面倒くさいというか、プラスドライバーのサイズも考えないといけませんし、何回も外していると、ネジ穴が摩耗してきて、最終的には「外せなくなる」事態も想定できるような怖さもあります。
なので、このレビューではあえて外さないで「そっ」としておくことにしました(勇気がなくてすいません)
カバーの脱着には難があると感じますが、それ以外の「操作性」「風力」「首振りによる空気の循環性」はすこぶるいい感じですす。
価格は首を振らないタイプよりも1,000円プラスされた程度なので、全然コスパは良いと思いますね。
まとめ
購入したサーキュレーターはどちらもコンパクトサイズなので、大きな範囲に風力を送れるタイプではありません。
なのであくまで一人用に使っているという形です。
多人数で猟をとるときは、やっぱり大型の扇風機が良いなあと思いますね。
とはいえ、サーキュレーターの風力の強さと直進性は見過ごせません。
部屋全体の空気を循環させ、エアコンの効力を増すことになるため、電気代の節約という意味では、扇風機に比べてのメリットは大きいと思いますよ。
もう一度両者の違いをまとめておきますね。
ポイント
【扇風機】
・直接「涼しく」できる
・風の範囲が広い
・音が静か
【サーキュレーター】
・部屋の空気を「循環」させる
・風の範囲は狭い
・「中」以上にすると、音は少し大きくなる
私が買ったのは2000~3000円台の安いモデルでしたが、それ以上の価格帯になると「3D首振り(上下・左右あり)」だったり、DCモーターで節電力がアップしたり、リモコン付きやサイズがワイドになって風量が増えたりするバージョンもありますので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。
移動式の小型クーラーもどうぞ。
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