災害時の停電で求められる「電源」。
蓄電できるポータブルバッテリーや、石油などで電気を起こす発電機があると便利ですが、サイズも大きく持ち運びに不便だったり、価格もそれなりにするので、なかなか手が出ないという人も多いと思います。
そんなときに大いに役立つのが「乾電池」。
手のひらサイズで価格も手ごろなので、普段から備蓄しておくと役立つこと間違いなしです。
ただ百円ショップで売られているような乾電池だと「液漏れ」を起こしたりするので、長期の保存には向きません。
そんなときにおすすめなのが「10年保存」が可能なタイプ。
今回はそれぞれ3つを選んでみたので、備蓄の参考にしてください。
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長期保存用の乾電池【3選】
エナジャイザー
アメリカ発のコンシューマーメーカーです。
1899年にミズーリ州セントルイスで創立した老舗のブランドは、一般向け乾電池、ポータブル懐中電灯、補聴器用電池、筒型アルカリ電池、リチウム単三電池など数々の「世界初」の製品を世に送り出してきた電気製品界の巨人でもあります。
同社が販売する「リチウム乾電池」は、使用期限が20年という素晴らしく長期保存できる優れもの。
あらゆる乾電池の中で「世界で一番長持ちする」という凄腕エネルギーチャージャーであります。
私もアウトドア用の乾電池はこのエナジャイザー一択で、実際にかなり長時間持たせることができます。
性能的には「デジタルカメラで最大9倍長持ち」「アルカリ電池より約33%軽い」「湿度変化に強い」という特徴がおすすめですが、やはりなんといっても防災的には
20年もつ
というところに圧倒的なインパクトを与えられますね。
日本国内の店舗ではなかなか扱っていないので、ネットで購入するのがおすすめです。
もしくは日本国内の総代理店が小泉成器なので、そちらで直接購入するのも良いと思いますよ。
パナソニック「エボルタ」
老舗の国産電機メーカー「パナソニック」が誇る長期保存型アルカリ乾電池です。
10年前にテレビでこの乾電池を搭載したエボルタのミニロボットがロッククライミングをしたり、綱渡りをするコマーシャル映像が流れていましたが、それくらいに「悪天候でも使えて」「長持ち」するということでしょう(最近は飛行機にも使われているようです)。
性能的には「10年保存可能」「液漏れ防止製法」がおすすめで、くわえてパナソニックという老舗の安心感が購入の背中を押してくれます。
私も実際に買いましたが、照明器具やシェーバーだとかなり長持ちしましたが、スマホのバッテリーは少し消費が早いかなと思いました。
災害時の乾電池は主に通信機器のバッテリーチャージに使うことが多いと思うので、備蓄するのであれば多めに購入することをおすすめします。
10年もつアルカリ性乾電池「エボルタNEO」レビュー
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防災電池
総合商社の兼松株式会社が販売する防災に特化したアルカリ乾電池です。
8月26日に発売されたばかりの新商品ですが、使用期限は10年と長期保存にはばっちり。
保存に適したプラスティック容器を使用して、防災に向けた配慮もされています。
販売元の兼松はアルカリ乾電池やそれに関する商品を20年前から販売しており、独自ブランドの「MEMOREX」乾電池などの経験を生かしたのが、今回の「防災電池」の販売だと思われます。
液漏れ防止もしっかりされているので、長期保存にも問題ないですね。
なによりも見た目がいかにも「防災」してるので、間違えて普段使いしなくて済みそうなところもいい感じです。
まとめ
以上が長期保存に向いた乾電池の紹介でした。
乾電池は場所を取らずに保存できるので、防災用の電源ツールとして最適です。
停電したときの非常用アイテムとして、ぜひとも多めに揃えておきましょう。
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