「火」は野外活動で必須の要素です。
キャンプなどのアウトドア活動だけでなく、電気が通じなくなった被災時でも「火」さえあれば調理や照明、保温などで大いに役立ちます。
そんな火を起こすための便利なツールが今回紹介するファイアースターター。
このツールとナイフ一本があれば簡単に火が起こせる優れものの野外ツールです。
ではその内容を紹介していきましょう。
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ファイアースターターとは?
アルミニウムの固形になっていて、表面をナイフで削って可燃物の上に乗せて、そこに火花を散らせば「ボウッ!」と着火するという仕組みです。
今回紹介するスターターは、アウトドアショップで購入したアメリカのブランド「コフラン」の商品になります。
このツールの優れたところは、
・マッチやライターがなくても火が起こせる
・落ち葉など自然の素材で簡単に着火できる
というところ。
キャンプで火起こしをしたことがある人なら分かると思いますが、新聞紙や薪に着火するのは意外に難しいものです。
着火剤があれば簡単につきますが、ない場合だと燃やすものの角度や空気の入れ具合によって火が上手くつきません。
でもアルミの粉を火を起こす素材をばらまくので、満遍なく火を起こしやすくなりますし、粉が付着して上手く紙や木に着火しやすくなります。
さすがはアウトドアの先進国アメリカのツールだけのことはありますよね。
そんな優れもののツールの実物を紹介しながら、動画と写真付きで使い方を見ていきましょう。
コフラン ファイアスターターの実演動画&写真レビュー
まずはメーカーの公式動画で使い方をご覧ください。
これだけ見ても十分に分かると思います。
でも全編が英語仕様なので、以下に私自身が実演した写真付きレビューを紹介ししていきましょう。
ファイアスターターの実演レビュー
室内で行っているので実際に火は起こしませんが、流れだけを写真で追っていきます。
まずはファイアスターター。
昔に一度使って物置に放置していたので、汚れが表面についているのはご容赦あれ。
手のひらサイズです。
背中の部分に火打ち石あり。
新聞紙をちぎって落ち葉に仕立て、その上でナイフでファイアスターターを削っていきます。
パラパラと細かい粉が落ちていきます。
削ったあとのスターター表面はこんな感じになっています。
だいぶ粉や破片がたまってきたので、ここで終了。
最後に背中の発火部分でナイフを当てて火花を散らします。
先ほどの粉に火花が移って着火するという仕組みです。
万が一、上手くいかない場合は素直にマッチを使いましょう。
私自身は野外活動での火起こしはこのファイアースターターとマッチ、ナイフを常備して行っていました。
環境によっては湿気が多かったり、雨が降っている場合もあるので、防水仕様のマッチを常備しておくことがおススメですね。
まとめ
マッチや着火剤なしに火起こしができる便利なファイアースターターは、キャンプなどのアウトドア活動時はもちろん、地震や台風などの被災時の避難生活でも大いに役立ちます。
火は料理や照明、保温に大きな力を発揮するので、ぜひとも確保しておきたいもの。
阪神淡路大震災のときは、避難していた地下駐車場で同じ避難生活者とともに焚火をおこして温かいご飯や飲み物で体を温めていました。
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このときはガンコンロやシングルバーナーがあったので簡単に調理できましたが、そうでない場合は今回のようなファイアースターターが活躍する。ことでしょう。
このツールはナイフを使うので危険を伴いますが、保護者や慣れた人がそばにいてお子さんにナイフの使い方を覚えてもらう手段としても役立つと思います。
安価で軽量、持ち運びにも便利、保存性も抜群なので、ぜひ一家に一台揃えておくことをおすすめしますよ。
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