地震などの災害時に必要最低限のものだけを入れて「サッ」と避難するために便利なアイテムです。
リュックや鞄だと大きなものを入れられて数も収納できますが、いざという時に置き忘れたり、荷物を詰め込む時間がないかもしれません。
非常時は普段に予想していることとは真逆のことが起きやすいので、常に「最悪」の想定をするべきです。
今回はそんな「最悪」の状況の「避難&持ち出し」に役に立つウェストポーチを紹介していきましょう。
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非常時に役立つ「ウェストポーチ」3選
非常時だけに使うので、基本的にはどのブランドの物でも良いです。
100均の安いものでも構いません。
ただあまり安いものだと、移動中に破れてしまったり、容量が小さすぎて持ち運べる数が限られる、チャックが壊れる、というリスクもあります。
なので個人的には「アウトドア」ブランドのきちんとしたものをおすすめしたいところ。
名の知れたアウトドアブランドの中でも、特に「良いな」と感じたものを3点紹介していきますね。
ザ・ノースフェイス
米国カリフォルニアで創業したアウトドアグッズブランドです。
登山リュックや服などを中心に販売しており、デザイン性の良さと機能性と高さで世界的に人気があります。
ウェストポーチも例外ではなく、トレッキングや登山に特化した「収納性の高さ」「ストレッチ素材」「フィット感の高さ」がおすすめなポイントです。
コールマン
米国オクラホマ州で創業した老舗のアウトドアブランドです。
扱う商品はグッズ系はメインですが、リュックやバッグの性能の高さにも定評があります。
撥水機能もあり、収納力の高さも他ブランドに引けを取りません。
ベルトを外して肩がけにできるのが良いポイントですね。
コロンビア
米国オレゴン州で創業した老舗のアウトドアウェアブランドです。
スポーツ・アウトドアウェアとして発展してきた同社のウェストバッグ(ポーチ)は、他ブランドと同様に「収納性の高さ」「撥水機能」「フィット感の高さ」が魅力です。
中でもウェアブランドとしての歴史が育んだ「軽量」「防水機能」「フィット感」は頭一つ抜け出ていると思いますね。
ウェストポーチをすすめる理由
ズバリ”「時短効果」が望めること”です。
災害時は常に予想外のことが発生します。
それも「最悪」の状況になることが多いです。
この場合の「最悪」とは、
・寝起きに災害に遭う
・防災グッズや荷物を詰めている時間がない
・着の身着のままで避難しないといけない
という状況。
ここに「病気の家族がいる」「高齢の親と同居している」「ペットがいる」などが重なると、家族やペットを避難させるために時間を割かなくてはいけません。
そうなると防災グッズをまとめている時間はないですし、置いてある防災バッグを持ち出すことを慌てて忘れてしまうかもしれません。
また非常時には防災グッズや貴重品は「多ければ多いほど良い」という気持ちになりがちです。
そのためについ「あれもこれも」と欲張ってしまい、時間がたって逃げ遅れてしまうことにもなりかねません。
なのであらかじめ「持ち出すものを用意しておく」ことが大切です。
ただ先ほども述べたように、家族やペットの避難に時間を割いてしまう状況になると、気持に余裕がなくなって「忘れてしまう」、物理的に「持ち出せない」リスクがあります。
そんなときに「ウェストポーチ」は小型で持ち運びしやすく、身の回りの大切なものだけをサッと入れられる「時短効果」が非常に高いのですね。
枕元にウェストポーチと必要最低限の防災グッズ、貴重品を置いていると、まずは寝起きにそれをサッとまとめて腰につけるだけで、避難態勢は完了です。
両手が空きますし、腰部分だけにかけるだけで済むので、リュックよりも動きやすさが各段に上がります。
最低限の防災アイテムは腰に確保しているので、家族の避難グッズをリュックに入れて背負うこともできますし、子供や高齢者、ケガをした誰かを背負うことも可能です。
何よりも「覚悟」ができます。
余分なものを排除して「これだけでいい」という覚悟ができるということ。
後顧の憂いを残すことなく、脱出に専念できるということ。
大げさかもしれませんが、本当に必要なものだけに断捨離できるのも、ウェストポーチのなせる力というものですね。
まとめ
以上、非常時に「寝起きにサッと持ち出せる」ウエストポーチ(バッグ)おすすめと、その理由を紹介させてもらいました。
本文でも述べていますが、基本的にはどのブランドの物でも構いませんし、シマムラやユニクロで売っている市販タイプでも全然OKです。
具体的に「これだけは持ち出したい」というものは、
・小型ライト(マグライトなど)
・ペットボトルの水
・財布(現金入り)、身分証明できるもの(免許証や健康保険、マイナンバーカード)
*可能であればナッツやドライフルーツなどの保存食も
になります。
これらのグッズをサッとウェストポーチに詰めたり、事前に詰めておいたウェストポーチをサッと腰に巻いて避難活動に入るでも良しです。
非常時に大切なのはスピードですからね!