前回レビューでは、賞味期限が7年も過ぎた保存食を食べてみて、「おお!けっこういけるじゃん!」と感動して、保存技術の確かさと非常用の名に恥じない食材の芯の強さに「防災大国」としての日本の持つポテンシャルとレベルの高さにお腹の底から感動させてもらいました。
今日は、そんな前回の終わりに予告した「五目御飯」の実食にトライしたいと思います。
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賞味期限切れの五目御飯を食べよう!
具材を確認
前回のドライカレーは、具材そのもの以上に、調味料の香ばしい味に助けられていたのかもしれない、という考えが、あれからしばらくして頭の中にリフレインしておりました。
>>賞味期限が切れた非常用保存食「ドライカレー」を食べてみた!【マジックライス】
というのも、やはりカレーというのは、香りが強烈なので、少々ほかの具材が良くなくても、香りと味覚でかなりの程度を誤魔化されることがあるから。
これは保存食に限らず、普段の食事で出されたカレーを食べても、そう感じることがありますね。
多少まずくても、カレーの体を成していれば、それで通用する。
そんなひいき目は確かにあるんですよね、カレーという食材には。
さらに今回のシリーズは「まずい」とか、そういう以前に、「製造年月日から10年以上経過」「賞味期限が7年経過」というプロ級の保存食にトライしているものですから、事情はさらに複雑です(どこがやねん!)
では普通のスパイシーな味わいがはいっていない、素の食材の実力が出る食べ物ではどうなのか?
そしてその賞味期限が前回同様7年以上たつものであれば如何に?という議題です。
デザインは現在では一新されてるので、昔のバージョン。
具材は「ごぼう、油揚げ、人参、干し椎茸、こんにゃく」の5種類。
あとはアルファ米ということですね。
そしてもちろん・・・
賞味期限は7年前でアウト。
しかし前回ドライカレー実食で、マジックライスの保存食の比類なき「保存ぶり」を目の当たりにしている自分には、恐れやひるみなどミジンコもありません。
実食タイム
まずは中身を見分していきましょう。
スプーン入りです。
もうひとつは保存剤。
スプーンはドライカレーのときと同じ形状ですが、これがけっこう使い勝手が良かった。
お湯を注いでいきましょう。
袋のチャックを閉じて20分ほどウェイト。
完成です。
具材がしっかりふやけて美味しそう。
皿に移し替えると、これまで以上に「ごくごく普通の五目御飯」が強くなりました。。
開封したときからそうでしたが、香りは少しお焦げのついた炊き込みご飯という感じなんですよね。
香ばしい感じで、具材の五目の香りもふくよかに漂ってきます。
決して変な匂いはしませんし、むしろ美味しそうな香り。
ご飯もしっかり炊けてます。
具材もいい感じで・・
いよいよ実際に食べてみたんですが、これが意外に・・・・
水っぽかった
たぶんお湯の量が多すぎたのかもしれません。
しかしドライカレーのときほど「美味しい」感は薄れましたね。
完全に水っぽさのせいです。
ただお腹は膨れました。
お粥の要領と同じですね。
水分がお米によく含まれているので、そのぶん胃の中で膨張するという、あれです。
もちろん、お粥ほどベチャベチャではありませんが。
肝心の味ですが、これは普通に五目御飯、自分の中では「炊き込みご飯」でした。
つまり普通に「美味しい」ということ。
基本的なダシの味付けが、しっかりご飯と具材にしゅんでるので、多少の水っぽさも気にせずに、最後までガツガツいけます。
むしろ、あっさり味が好きな人には良いかもしれませんね。
そしてもちろん・・・・
食後に食あたりとか、腹痛はまったく起こりませんでした。
日本の保存食、恐るべしです。
実食後の感想
前回のドライカレー同様に、今回の五目御飯もまったく危なげなく、7年間の歳月を飛び越えて、美味しく頂くことができました。
適切な管理と適切な調理方法で挑めば、たとえ10年選手でも、それなりに美味しく頂けるのだということをまざまざと知ったレビューでしたね。
ただ何度も言いますが、やはりこれは食べる人の体質とか体調にも左右されると思いますし、たまたま運が良かったから、何もなかったからかもしれません。
人によっては、重大な体調の悪化をもたらすかもしれませんので、あくまで読み物としてお楽しみくだされば、と思います。
もし「俺も(私も)保存食を食べたい!」という場合は、必ず新しい製品をお買い求めになるか、もしすでにお持ちでも、賞味期限・消費期限は厳守してくださいね。
賞味期限切れの保存食まとめ【実食レビュー紹介】
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